アレルギー・防災・住環境がテーマの「みんなのEXPO2022」が地方で初開催(群馬・渋川市)

アレルギーと防災、住環境をテーマにした展示会「みんなのEXPO2022」(日本環境保健機構主催)が29日、渋川市伊香保町のいかほ秀水園で開かれた。今年で8回目のイベントで例年は都内を会場としているが、初の地方開催となった。全国から約40の企業と団体が出展。業界関係者によるセミナーなども開かれた。

 アレルギーや住環境をテーマにしたコーナーでは、化学物質過敏症の当事者団体や、アレルギーのある人向けの住宅を提供する住宅メーカーが出展。アレルゲンを使わない野菜パウダーや、米粉を扱う食品メーカーなどのブースも並んだ。

 防災をテーマにした展示では、耐水害住宅やシロアリ対策を手がける住宅関連企業が出展したほか、防災情報誌や防災用ドームハウスを扱う企業の製品などが紹介された。

 同EXPOは例年、都内のホテルで開かれてきたが、これまでのEXPOに同旅館が出展した経験があり、昨年度に「ミニEXPO」と称した縮小版を同旅館で開いたことから、今回の開催につながった。同旅館の高尾由希子社長は「旅館は災害時には福祉避難所にもなり、今回のようにBtoB(企業間取引)での経済効果を生むイベントの場ともなる」と手応えを語った。

(群馬・上毛新聞)

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